経営者として「言語」を扱う

 昨日は、月に一度の経営者のみが集まる交流会の日でした。早いものです。参加し始めてもう4カ月目。私も”一応”「cocorotte」の代表ですから「経営者」なのです。

 一応・・・・・・って、どうしてこんな自信なさげな書き方をするかと言うと、この交流会に初めて参加したときの体験が理由です。初回ですから「cocorotte濱田アキです」、「cocorotte濱田アキです!」「cocorotte濱田ア・・・・・・」と、繰り返し屋号名をつけての自己紹介をしました。また、「cocorotte濱田アキさん」と何度も呼ばれました。すると、自分の中に、何と言うか、誇りのようなものがじわじわと満たされて行くのを感じたのです。その時、「ああ、きっと、私、自分で自分の仕事に誇りを持ててなかったのだろうなぁ」と思ったのです。同時に、これはまずいなと。皆さんはどうですか? お仕事に誇りを持っていますか? 誇りだの自信だの意識することはあまりないでしょうか。 

 自信も誇りも持てない「cocorotte」はたいへん嘆かわしいものかも知れませんが、それよりも、今回この意識していなかったことが意識できたということの重要性です。言葉に表すこと。口から出すこと。「自分はこういう者です」と設定すること。全て言語化に関するものですね。

 私は文芸を学ぶ身でありながら、言語・言葉の神秘について何も信じていなかった。むしろ、その力を否定していたのかも知れません。だから、改めて学び始めたのかも知れませんね。