集団へ行く。個に戻る。


 私はささいなことでも理不尽さを感じる方です。「え? そんなことで?」ということでさえ・・・・・・。こんな私の性格というかフィルターがかかってしまうことを踏まえ、先日の体験を聞いていただければと思います。つい先日、同じ課題に取り組むメンバー同士で集まる機会がありました。その日は、先生とメンバーが個別に面談をするプログラムになっていました。個別なので、個々の面談が終われば他メンバーを待ったり集まったりする必要もない。特に何の約束もしていませんでした。たまたま私は他の予定もなかったので、時間に余裕を持って行き、自分の面談前後に他メンバーと雑談していました。そうするとですね。個人的には「まあ、こういうこともあるか。仕方ないよね」とあきらめていることが、複数人に起きているということに気づくわけです。それに気づくと「薄々気づいていたけれど、それってやっぱり酷いよね?」となります。私は感情が刺激され、大いに怒りました。すると、私の怒りに触発されたのか「あ、怒っていいんだ」、「やっぱり怒るところよね」という連鎖が起きて来ます。まずい、またやっちゃった・・・・・・?(こういうことがよくあります)

 

 「団結は怖い」、「団結させるな」という古い(かな?)言葉を思い出しますね。ああ、そうか。私は理不尽を感じやすいというよりは、ひとりの意見が出たら、あまり信用せず、こっそりと他の意見も確認するという性格なので、結果的に「あぁ、理不尽やん」となることが多いのでした。でも、理不尽な結果が圧倒的に多い社会なんて・・・・・・。薄々気づいていたけれど、「個」を軽んじてませんか。ボロなんてすぐに転がり出るのに。