· 

心の余裕が運動量に影響する。


 さて、今週最後のカーブスさんです。今日は、おそるおそる腕を使うマシーンも動かしてみました(整形外科では「動かさないのが一番悪い」と言われていますので)。こちらのマシーンは油圧式で、早く動かすと負荷がかかる(重くなって、力を入れないと動かせない)仕組みです。だからいつもは素早く動かして、がむしゃらに負荷をかけていました。まあ、それも痛めた一因かも知れません。だから、スピードはゆるゆるにして、ほとんど負荷がかからないようにしました。これだと肩は痛くなりません。負荷がほぼないので、身体の動きを丁寧に観察できます。すると、ある角度、ある高さで、肩への違和感のような痛みのようなものが出てくると発見。痛みというよりは、痛みの芽のような感じですね。

 

 ここだ!

 

 咄嗟にそう思い、動かすのをここで打ち切りました。きっとこれが「無理をせずほどほど」ということなのですね。これでも心拍数は充分に上がります。運動習慣としては上々です。

 

「あ~、運動できるって素晴らしいーー」

 

 運動って、身体が元気な人がやるものと思っていました。でも、実はそれだけじゃなく、メンタルも大きく関わって来るんですね。今まで、大腿骨周辺、膝、肩を痛めて実感したのですが、先に心がしおれてしまうんですよ。「あぁ、中高年が怪我しちゃった、もうだめだ」って。そうして、運動までする気がなくなる。あきらめてしまう。運動って、心が元気で余裕を持っていないとできないんですね。で、簡単に「心が元気」と言うけれど、それもそうたやすく手に入るものではありません(私は)。そこで周りの60歳代~90歳代のおねえさま方を見回してみました。すると、実に楽しそうにおしゃべりしているんですね。あちらが痛い、ここが具合悪い、なんて言いながら。私は残念ながら、大勢の人と親しくなるのは苦手なのですが、「おはようございます」「こんにちは」「さようなら」と普通の挨拶をするだけで、不思議と心は元気を取り戻して行く体験をしました。